うなぎ屋の三代目が綴る、うなぎ、ご飯、食べ物などにまつわるブログ


by eelsuzumo
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居酒屋のお通し 補足編

お通しのことについては、今日のブログでも、もう少しお話します。

お通しのことを正確に書くために、辞書を引いてみました。
家にあった実用国語辞典では、
「客を通してすぐに酒の肴として出されるおつまみのこと」
となっていました。

これではあまりにも簡単すぎるので、PCで検索!
出展は広辞苑だそうですが・・・、

客が注文した料理などを帳場・板場(調理場)に通し、
それを板場が応諾して、間違いなく注文を受けた印(しるし)として、
店側が客に対して最初に酒の肴を出すことから、
注文を間違いなくお通ししましたの意味を込めて
「お通し」と呼ぶようになったのが由来と考えられます(『広辞苑』参照)。

う~ん・・・これは正確でよいけれど、ちょっと堅苦しいです。
それに、なぜ有料なのかという点があいまいです。

蒲焼小僧は修行中に、こう教わりました。
(修行時代には料理屋に居ましたので、あくまでも料理屋のお通しについてですが)

日本料理のオーダーのスタイルには、「おまかせ」と「お好み」があります。
料理屋さんに席を予約する場合、多くはお料理も「おまかせ」です。
一方、お好みはカウンターでの割烹などで、
一品ずつ好きなものをオーダーするスタイルです。

料理屋のお通しが有料なのは、おまかせで頼まれた料理の一品だからです。
最初に出てくるのも、そして頼まないのに出てくるのも、
この「おまかせ」という日本的なスタイルに理由があります。

すなわち、おまかせで頼んであった料理の一品が最初に出てくるのが、
料理屋での「お通し」なのです。
居酒屋さんも、このスタイルに準じてお通しを出していると思われます。
もっとも、予約をするわけでもなく、おまかせでもないのに出てくるという、
状況的矛盾は存在します。
ですから「お通しが不要ならば、実はを断ることが出来る」と言うような内容が、
TVなどで言われるのは、この矛盾を突いたものではないかと想像しています。

ちなみに、蒲焼小僧の店のお通しが無料なのは、
蒲焼小僧の店が料理屋ではなくて、ご飯がメインのうなぎ屋だからです☆
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by eelsuzumo | 2006-04-29 16:42 | 料理のちょいと話