うなぎ屋の三代目が綴る、うなぎ、ご飯、食べ物などにまつわるブログ


by eelsuzumo
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2006年 03月 30日 ( 1 )

蒲焼小僧の店の場合。

今日は私の店の、うな丼とうな重の違いについてお話しようと思います。
私の店では、うな丼とうな重は「器が違う」だけです。
(前回、コメントいただいたmirumiruさん、正しい認識でございます!)

蒲焼小僧の店には、うな丼、うな重ともに、特上・上・中・並の4種類があります。
それぞれ、お値段によって「うなぎの目方」は違いますが、
同じ「上」ならば、うな丼でもうな重でも、うなぎの目方は同じです。
ですから、純粋に器が違うだけなのです。

ただ…器が違うところに意味があります。
↓一般的にうな重と言うと、こんなイメージではないでしょうか。
f0078499_1621557.jpg

この状態ですと、本当にうな丼との違いは器が違うだけなんです。
でも、それなら何のためにうな重があるの?こんな質問も、よくあります。

実は、同じうな重でも、少し形態の違う「うな重」があります。
前述しました「器が違うところに意味がある」というのは、
「重ねることが出来る」という重箱の特性を利用できるからなのです。
そう言っても、単純に重箱を二段重にするだけなのですが…(^^;)

↓こちらが二段重です。うなぎとご飯を別々にしています。
f0078499_16223425.jpg

二段重にしている意味は二つあります。

ひとつは、タレのかからない白いご飯のまま、お客様にお出しするためです。

実は、タレの染みたご飯よりも、白いご飯が好きな方がいらっしゃいます。
もっと言ってしまうと、白いご飯のおかずに、うなぎを食べたい方です。
タレのかかったご飯、タレの染みたご飯が好きな方には、
意外に思われるかもしれませんが、こういう方もいらっしゃいます。
(実は…蒲焼小僧の弟もそうなんです)

もう一つは、ご飯にかけるタレの量を調整できること。
うなぎの場合、ご飯にかかるタレの量は、好みの分かれるところです。
タレ多目、少な目、別にタレが欲しいなどなど、色々なご注文を頂きます。
実際、ものすごくたくさん「タレをかけて欲しい」という、お客様もいらっしゃいます。
(吉野家の「ツユだく」は、いい例の一つで、とっても有名ですね(^^)

うな重のご注文を頂くときには、「ご飯の上に直接うなぎをのせますか?」
「うなぎとご飯を、別々の段にしてお持ちしますか?」などという風に、
メニューの写真をお見せしながら、伺っています。
常連のお客様は、二段(二段重)にして!などと、注文する方が多いです。

そんな訳で、タレの量の好みに合わせるために、
蒲焼小僧の店のうな重(二段重)は、存在したりします☆
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by eelsuzumo | 2006-03-30 16:44 | うなぎメニューの話